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看護部だより

看護部紹介

看護部紹介

村上記念病院看護部は、病院の理念である「患者さん中心の医療」と「地域の期待に応えられる保健、医療、介護、福祉」を提供することを目標に、日々努力を重ねています。さらに、人間性豊かな愛に満ちた看護を提供するために、常に患者さんやご家族に寄り添う事を心がけています。
変化する医療、看護、患者さんのニーズに対応出来るよう、常に学ぶ姿勢で仕事に臨んでいます。
また、職員間では職種の壁がなく、アットホームな雰囲気ですので働き続けられる職場環境です。

看護部長 日浅 千代美

 

看護部理念

看護部理念

急性期から在宅までいつでもどこでも誰にでも 確かな安心と信頼を提供致します。

  1. 可能な限り患者さんの立場に立った看護を提供致します。
  2. 社会復帰訓練を重ね患者さんが地域で自立した生活が送れるよう支援致します。
  3. 看護の発展に向け自己研磨を重ねます。

看護部の行動指針

看護部の行動指針

1. 命の尊厳を守り、人間性豊かな愛に満ちた看護を提供する。
2.専門職として自己啓発の必要性を認識し積極的に行動する。
3.業務を円滑に遂行する為の専門的な知識・技術・態度を修得し、主体的な看護を実践する。



  1. 患者さんが安心できる看護・介護が提供できる
    • 患者さんにとって安全な看護を提供する(患者情報・看護計画の共有化)
    • 接遇マナーを遵守した行動ができる(クレームの減少を図る)
      *笑顔・あいさつ・感謝の気持ちを忘れない
  2. 職員間の和を大切にする
    • 何事にも相手の身になり、思いやる心を持つ
    • 常に笑顔で、誰にでもあいさつを心がける
    • 互いの協同があればこそ業務がうまくいくことを自覚する
    • 相手を責める前に自分の行動も振り返ろう
  3. 活気のある職場環境をつくる
    • “態度を選ぶ” :常にポジティブな姿勢で仕事をするように心がける
    • “遊び心で、仕事を楽しむ” :職場が活気にあふれるような遊びを取り入れる
    • “相手を喜ばせる” :患者や同僚に対して楽しい雰囲気で接する
    • “注意を向ける” :人が自分を必要としている瞬間を逃がさぬよう、いつも気をくばる
令和6年10月 院内全体研修「在宅介護でのオムツの選択」
R6.10.25

シリーズ4回目となる排泄ケア勉強会では、ユニ・チャーム株式会社より講師に来ていただき研修を行いました。

【講義内容】

  1. ADLと失禁の程度から大きく3つのタイプに分けて考える

    【 失禁の4症状 】

    • 腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁・溢流性尿失禁・機能性尿失禁

    【 ADLの状態 】

    • 軽度 = 自立している → 軽失禁ライナー・軽失禁パッド
    • 中度 = 1人で歩ける・介助があれば歩ける/立てる/座れる → パンツタイプ
    • 重度 = 寝て過ごすことが多い → テープタイプ
  2. 3タイプの失禁について

    • 軽度 = 自立している → 軽失禁ライナー・軽失禁パッド
    • 中度 = 1人で歩ける・介助があれば歩ける/立てる/座れる → パンツタイプ
    • 重度 = 寝て過ごすことが多い → テープタイプ

【感想】
 当院で採用されているセットレンタルのオムツセットは、インナーもアウターも、それぞれ同一メーカーの物なので、組み合わせによる選択肢の多さや機能性が担保されているが、入院中に市販のオムツの持ち込みを選択する場合、もしくは退院後や在宅での介護を行うにあたり、その人に合った最適なオムツの選択という点で、医療従事者でない患者家族にはその判断が難しいケースがある。
 市場には様々な症状に対応できるように、多種多様なオムツが売られているが、その人に合ったオムツの選択ができる知識がないと、その選択肢の多さが足かせとなり、間違ったオムツ選びに直結してしまう。
 物価が高騰している現代では、オムツ代にかかる費用も家計の負担になるため、機能性よりもできるだけ安価な物を、と販売価格による商品の選別をする場合もあるだろう。安価であっても、本来、その人に必要とされる機能性が兼ね備えられているならば問題ないが、そうでない場合、ADLや失禁の度合いに対して不適切なオムツを装着することで、歩行の妨げによる転倒、排泄物の漏れによる汚染や、重篤な皮膚トラブルを招くこともある。その人に必要なオムツを選択できることは、病院であれ在宅であれ、その人間のQOLにおいて非常に大切なことである。
 と、それらしくまとめてはみたものの、そのことを医療従事者でない患者家族、特に新規で介護に関わるような人たちに対して、きちんと理解していただけるように説明するのは実は難しい。
 今回の研修は、オムツメーカーならではの色々なデータを元に、非常に説得力のある説明がなされていて、現場で働く我々も大変勉強になったと同時に、家族さんへの説明の指標として活用できる素晴らしい研修だった。


令和6年11月 院内全体研修「看護職員認知症対応力向上研修」
R6.11.22

3日間の外部研修に参加した十亀主任から講義いただきました。

【講義内容】

  • 認知症と聞くと…
  • 認知症患者数の推移
  • 認知症基本法 令和6年1月1日施行
  • 認知症の概念
  • 周辺症状→BPSDとの表現が主流に
  • 中核症状
  • BPSDは中核症状に付属しておこる
  • BPSD予防法の具体例
  • ちなみに「せん妄」は認知症に含まれない
  • 認知症の種類
    • アルツハイマー型認知症(全体の約60%を占める)と対応
    • 血管性認知症(全体の約20%を占める)と対応
    • レビー小体認知症(全体の4.3%を占める)と対応
  • 認知症ケア
  • 認知症症状の要因・誘因
  • 睡眠障害への対応
  • 妄想や幻覚の対応
  • 暴言・暴力への対応
  • ケア拒否への対応
  • 帰宅願望が強い人の対応

【感想】
 認知機能障害は、認知症の進行によって認知症の人すべてに出現します。
 今回の講義では、その認知症行動には理由があり、その原因をアセスメントし出現を防ぐ、要因を除去するといった内容となっており、これまでの起こってしまった事、でた症状に対応をするといった事とは視点の違う内容となっていました。この研修を聞いて、現場で活かしていきたいと思いました。


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