令和6年11~1月 院内全体研修「冬に流行する感染症と対策」
R6.11~R7.1
11月から1月にかけて計4日間感染対策の講習会を行いました。
【研修内容】
冬は感染症が増加するがその要因は
- ウイルスの好む環境は乾燥と低温
- 乾燥環境下ではウイルスが空気中を長く漂う
- 人の免疫力低下(血流が悪くなる)
- 人の体温低下(免疫細胞の働きが悪くなる)
- 日照時間が短い(免疫機能を調整するビタミンDが生成されにくい)
冬に流行するインフルエンザ、ノロウイルス感染症の詳細と対策方法
感染症対策として必要となる標準予防策と感染経路別予防策の詳細について講義していただきました。
【感想】
現在、西条市でも感染が急拡大しているインフルエンザですが、再度その詳細と対策方法を確認出来た事で、病院での院内感染をおこさないようにするために必要な対策を職員間で共通認識するための良い機会になったと感じました。
令和6年11月 院内全体研修「看護職員認知症対応力向上研修」
R6.11.22
3日間の外部研修に参加した十亀主任から講義いただきました。
【講義内容】
- 認知症と聞くと…
- 認知症患者数の推移
- 認知症基本法 令和6年1月1日施行
- 認知症の概念
- 周辺症状→BPSDとの表現が主流に
- 中核症状
- BPSDは中核症状に付属しておこる
- BPSD予防法の具体例
- ちなみに「せん妄」は認知症に含まれない
-
認知症の種類
- アルツハイマー型認知症(全体の約60%を占める)と対応
- 血管性認知症(全体の約20%を占める)と対応
- レビー小体認知症(全体の4.3%を占める)と対応
- 認知症ケア
- 認知症症状の要因・誘因
- 睡眠障害への対応
- 妄想や幻覚の対応
- 暴言・暴力への対応
- ケア拒否への対応
- 帰宅願望が強い人の対応
【感想】
認知機能障害は、認知症の進行によって認知症の人すべてに出現します。
今回の講義では、その認知症行動には理由があり、その原因をアセスメントし出現を防ぐ、要因を除去するといった内容となっており、これまでの起こってしまった事、でた症状に対応をするといった事とは視点の違う内容となっていました。この研修を聞いて、現場で活かしていきたいと思いました。