感染対策研修として、標準予防策についての勉強会がありました。
四国中央病院の感染管理認定看護師の方を講師に迎えてお話をして頂きました。
標準予防策では、すべての人は伝播する病原体を保有していると考え、
患者および周囲の環境に接触する前後には手指衛生を行います。
血液・体液・粘膜などで曝露するおそれのあるときは、個人防護服を用いるなどの感染予防策です。
血液や、汗以外の体液、傷のある皮膚、粘膜など湿性の生体物資をすべて感染性があるものとして扱います。
手指衛生は、感染予防策に最も有効であり、医療スタッフの日常業務であり責務です。
たとえば、手袋を付ける前に手指衛生をする、
手袋をのけた後も手指衛生をするという正しいタイミングと目に見えて汚れが無い場合は擦式アルコール製剤を、
目に見えて汚れがある、または下痢便に触ったら流水と石けんで手洗いをするという正しい方法を選択する必要があります。
マスクや手袋などの個人防護服についても、各々の取扱い方の具体的なお話を聞くことができました。
ノロウイルスは診断がついてからの対策では遅いのです。ユニフォームのポケットに色々なものが入っていませんか。
きれいとはいえない状況になっているかも。自分の手の状況をもう一度振り返ってみましょう。
参加者全員が手をきちんと洗えているかの実技をしました。
感染予防策の実践は、患者の為であり、職員自身や家族の為でもあります。
今回の勉強会を受けて各職員が、日ごろの感染予防策を見直し、参考にする機会になりました。