村上記念病院


院内勉強会 テーマ「褥瘡予防のポジショニング」H30.9.11

四国中央病院、皮膚・排泄ケア認定看護師の高橋健一さんを講師に迎え、「褥瘡予防のポジショニング」というテーマで講演して頂きました。

まず、体位変換とポジショニングの違いについて教えて頂きました。体位変換は体の向きを変える事、ポジショニングは身体の各部を目的にあった並びに調整する事、ポジショニングは患者の安全と安楽が図れるか常に考えることが大切であるという事です。

後半は、参加者全員でポジショニングの体験をしました。点ではなく面で支えるクッションの当て方や介助グローブを使っての背抜きの方法を患者やスタッフになって体験しました。ポイントは、①頭部から足側へ介入する②点ではなく面で支える③体軸を自然な流れにする④クッションの挿入の深さを考える⑤ずれ力を処理する⑥重力を利用することです。

当院でも利用しているスライディングボードはスタッフの腰にやさしく介助する側も楽なので重宝しています。

研修ではありますが、参加者は楽しんで体験できたようです。褥瘡発生のずれに対して関心が深まり褥瘡に繋がらない事を期待しています。


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