村上記念病院


院内勉強会 テーマ「安全な内視鏡検査~なめんなよ内視鏡~」

講師は、当院院長の村上匡人医師です。

院長は日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医をはじめ内視鏡の資格をいろいろとお持ちです。

そんな専門医からの物申す講義でした。

内視鏡は一般的にも普及していますが、危険もあるということを知っておいてほしい!また、医療側は知っておかなければならない事が満載でした。

内視鏡の適応と禁忌、内視鏡の種類、治療法等、そして、前処置からでも起こる偶発症について治療別に説明があり、問診票についても事務的、形式的な確認ではダメと言うことがわかりました。

検査前に休止していた薬についても、元の病気や年齢との兼ね合いで検討する必要があるとのことでした。

APC(内視鏡的止血術)の器械は1996年に日本に入りましたが、1号機を当院が購入したと聞き、院長の心意気を感じた瞬間でした。最近は経鼻内視鏡も実施されていますが、院長はご自身でされるそうです。

内視鏡の器械自体も進化していますが、私たち医療者は検査をなめることなく、安全に実施終了できるよう細心の注意が必要です。

そのためには、医師をはじめそれにかかわる全スタッフとの連携が密になることが重要で、情報の共有、患者への配慮、多重チェック、チームとしての協調があって、安全・確実な内視鏡検査・治療となります。

今まで以上に努力をしていきたいと思います。


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