村上記念病院


院内勉強会テーマ「Let's Try スキンケア」R5.9.5

院内研修としてユニチャーム株式会社様より褥瘡について講義していただきました。

高齢者の皮膚の特徴

  • 皮膚が硬くなり傷つきやすくなる
  • 保護機能が弱くなり刺激を受けやすくなる
  • 皮膚が乾燥し傷つきやすくなる


オムツ使用者の皮膚は…

  1. 蒸れやすく「浸軟」しやすい
  2. 排泄物などの「科学的刺激」を受けやすい
  3. 摩擦やズレ、圧などの「物理的刺激」を受けやすい

!!!3大刺激!!!

スキントラブルが起きやすい要因

  1. ADL(日常生活動作)が低い
  2. 尿・便失禁がある
  3. 入浴の機会が少ない

スキントラブルを予防するためには…

  • おしりに優しいオムツ選び(①高い吸収力②摩擦やズレ、圧力を減らす尿取りパッド)
  • 陰部洗浄(清潔を保つことで肌トラブルや2次感染を予防)
  • トイレ排泄支援と便秘ケア(オムツからの刺激が減る)


今回の院内研修では看護師だけでなく、さまざまな職種の方も参加され情報共有の場となったと思います。
スキントラブルを起こしやすい3大刺激(浸軟・科学的刺激・物理的刺激)を減らして皮膚の生理機能を正常に保つためにオムツの選び方や陰部洗浄時のポイントなどを丁寧に教えていただきました。
トイレ排泄支援や便秘ケア、オムツの正しい当て方も3大刺激を減らすために大切な援助である事を学びました。
特に高齢者の皮膚はバリア機能が低下し少しの刺激でも皮膚トラブルに繋がるため、今回教えていただいたポイントを意識して褥瘡予防に努めていきたいです。


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