村上記念病院


災害医療、集団救急  H23.10.25.

 毎年、当院では災害医療について考える機会を設けています。西条救命救急士の方によりトリアージについて考えました。トリアージとは、人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することです。その初期の段階でのトリアージの考え方の講義と実演をして頂き、参加者はトリアージをする側、される側に分かれ実際に行いました。
重症者が軽症評価される事のないよう注意深く、観察・声かけを行いました。
初めての事なので、緊張感の中、呼吸数や脈拍数を基本にして、判断していきます。救急医療と違い、災害時に短時間で迅速かつ正確に評価するのはとても難しいものです。
訓練の機会があればぜひ参加してみるとよいと思います。
11月には、当院と自治会との合同災害訓練が予定されています。災害時には地域との連携がとても大切になります。平素の訓練がいかされるようにしたいです。




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