村上記念病院


院内勉強会「創傷管理 〜褥瘡の理解と予防〜」  H23.5.24.

 新人看護師研修の一環として創傷管理について勉強会を開催しました。講師として、済生会西条病院、皮膚排泄認定看護師の高橋順子さんをお招きして講義をしていただきました。
 「褥瘡とは」「発生原因」「好発部位」「アセスメントツール」「褥瘡予防」等について基本をおさえた内容です。褥瘡の発生初期は、発赤という皮膚病変として観察されることが多く、それを見逃さずに初期に対処することが大切だと強調されました。
 創傷の治り方として、深さが関係しており、基底細胞がどれだけ残っているかが重要で、毛根が残っていたら治りが早いそうです。
 創傷管理のポイントは、「汚い」と「きれいな」の見極めで、分かりにくい褥瘡も多いため、経過観察が重要です。色やにおい、浸出液等昨日と今日、先週と今週、前回と今回で違いを確認して医療材料やラップ等の使用を検討しましょう。
 貴重なお時間を割いてのご講義ありがとうございました。




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