当院脳外科 白石先生による「脳外科手術前後の注意点とDrコールについて」勉強会がありました。
看護師にとって注意すべき観察の重要ポイントを中心に講義していただきました。
- 手術前後の観察ポイント
- 意識レベル・麻痺・瞳孔・VS(BPが重要)
呼吸がおかしいと思った時にはすでに遅い
- スタッフ間の申送りは患者様をお互いの目で見ながら申送りをすることが理想的
1. の観察項目をお互いが確認する
- 異常と思ったら躊躇することなくDrコールする
- 今後起こりうる可能性のある病態をDrに確認する
- 不穏頭部外傷…抑制して様子みる→傷はできても治る。意識レベルの方が大事
- 麻痺の悪化…MMTできちんと申し送る。悪化疑いはすぐにDrコールを!
- 手術部位に当てていたガーゼから染み出た出血、髄液…Drコール
- 転倒転落…抗血小板、凝固剤内服中は出血しやすいので悪化する
- ドレーン自己抜去…種類で対応が変わる
瞳孔不同が1mm以上の左右差で病的
★微妙な瞳孔反射は横からライトをあててから正面で見る
Drへの報告の仕方
→何が異常か、意識レベル、麻痺、瞳孔、最後にVS(ヘルニアの場合はBPが重要)
以上のことを参考に脳外科の患者様の看護にあたるときには意識して看護を提供できるように心掛けましょう。