病院内の全体研修として、中外製薬のCSR推進部の方を講師に迎え、講演して頂きました。
パワーハラスメントとは、「社内の職務上の地位や人間関係などの職場における優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と一般的に定義づけされています。
パワハラという言葉は、クオレシーキューブ代表取締役の岡田康子さんが提唱し始めたそうです。
病院は、忙しくミスが許されない、患者さんに対する感情の抑制が求められる感情労働ということでパワハラが起きやすい環境になっています。
ミスを起こさないための指導が、パワハラにもなりかねません。
業務上の必要性がないレッテルをはるような人格や尊厳を傷つける言動はパワハラです。
冗談で言った言葉でも、その一部分で訴訟に発展する事例も紹介されました。
業務上必要性がある、または健全な職場環境を維持するために必要な事を言うのは指導になります。
その場で危機回避にあたるものはパワハラにはあたらないとなっています。
ストレスの多い現代ですが、簡単なストレスチェックを教えて頂けました。
深呼吸の吸った時間が吐いた時間より長いとストレス大だそうです。
従業員一人一人が「働きやすい職場は自分たちでつくる、変えられる」という主体的な参加意識を持つことがハラスメントのない職場をつくるために大切です。