◆村上記念病院糖尿病新聞 2013年06月27日発行
あなたの歯ぎしりどのタイプ
 

寝ている間、無意識に歯をギリギリとすり合わせる歯ぎしり。
一緒に寝ている人から歯ぎしりを指摘された事はありませんか?

歯ぎしりのタイプ

@グランディング
上下の歯をすり合わせるタイプで、一般的にイメージされる歯ぎしり。
睡眠中に歯を左右にすばやく、こすり合わせて「キリキリ」という音を鳴らし、歯の消耗を起こしやすいのが特徴です。
歯ぎしりをしている年月が長いほど歯のかみ合わせの面がすりが擦り減ったり、歯の付け根が削れる、歯がしみる知覚過敏になりやすい。

Aクレンチング
上下の歯を強く噛みしめるタイプ。
顎に大きな力が入っていますが、音はほとんどたてないので、周囲の人には気づかれにくく、本人も自覚がないことが多い。
目覚めた時、口の周囲にこわばりがあったり、歯の痛みや歯が欠けたり、割れてしまう事がある。

Bタッピング
上下の歯をぶつけ合うタイプの歯ぎしりで「カチカチ」「カンカン」と音を立てるのがクセになっているものです。

この3種類が歯ぎしりの仕分けの分類になりますが、他にも症状により分類される事があります。

症状により分類されます。

@「口破壊」歯ぎしり。
歯が崩れたり、突然割れてしまったり口の中に影響でるタイプ

歯をすり減らしたり割れたりする事があるが、二次的に「知覚過敏」「歯周病」「虫歯」なども起こす事がある。

A「全身破壊」歯ぎしり。
歯から遠く離れた膝や、腰、頭など全身に症状が出るタイプ

強い力で音もなく歯を噛みしめているので、誰にも気づかれず、朝起きた
時に肩がこっていたり、疲れがとれないなどの症状が残る。

歯ぎしり治療のポイント

@就寝前の1時間はリラックスタイムにして自分の好きな事を楽しむ。

A顎や頬の筋肉をよく揉みほぐすようにマッサージをして、筋肉をリラックスさせる。

B顎の筋肉を伸ばすように、下顎を前にゆっくりと突き出す。そのまま少しためた後、一気に力を抜く。この動作を2〜3回繰り返す。それから顔の筋肉を外に引っ張るように、ゆっくりと口を横に開く。
2回繰り返した後、手を後ろに組んで頭を前に倒しながら、口を大きく開ける。
この動作で顎、首、肩、背中の筋肉を伸ばし、ほぐすことができる。

C噛む力を体操で緩めるのも効果的で、ゆっくりと、あくびをすることもよい。

D枕を低くして、枕の上に首の付け根まだのせ、上を向いた姿勢で寝るようにする。

E布団に入ったら悩み事は考えないようする。

 

食事会がありました

献立・・・つけやき魚
     いもたき風
     甘酢あえ

 

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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