◆村上記念病院糖尿病新聞 2011年1月27日発行
寒くてもぐっすり良眠
 

★眠りのメカニズム

  • 夜 → 眠りに向けて体温が低くなる → 心拍数低下 → 脳の休息 → 良民
  • 朝 → 目覚めに向けて体温が高くなる → 心拍数上昇 → 脳の覚醒 → 良い目覚め

暖房をしたまま寝ると、寝つきは良いが、目覚めたとき倦怠感や頭痛の症状がある人が多い。
暖房により体温・心拍数が低下せず、脳と体が休まらないのが原因。


○体の中から温まる方法

1.水とお湯の交代浴

洗面器などに45℃程度のお湯と水を、足首までたっぷりつかるくらい用意する。
まず、お湯に2分程つけて、その後30秒程水につける。これを3〜5回繰り返す。

2.寝る前にネギ味噌湯を飲む

味噌を180ccのお湯で溶き、そこへ長ネギのみじん切りを入れる。
長ネギ=疲労回復・精神安定の効果 味噌=身体を温める効果

3.失眠を温める

足裏にある「失眠」というツボを温める。温めてマッサージすると効果的なので、
お風呂あがりや交代浴の後でマッサージすると効果的。

失眠のツボ
  失眠のツボ

4.半身浴

水圧による心臓への負担を軽減するため、心臓より下に水面がくるように入る。
37℃〜40℃のぬるめのお湯に20〜30分つかる。就寝の1時間前にお風呂から上がれる
タイミングが最適。体が温かいうちに床につくこと。


○寝室の環境を整える

室温調整に気をつける → 快適に眠ることのできる室温は18℃〜23℃の間
暖房をつけたままにせず、お風呂に入っている間に部屋を温め、床についてから暖房を切る。

 

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
前へ戻る次へ