◆村上記念病院糖尿病新聞 2008年8月8日発行
薬の飲み方
薬局
■薬の相互作用

■主な薬の飲み合わせ
・一部の抗生物質と牛乳→吸収により抗生剤の作用

・鉄剤と緑茶、紅茶→吸収により鉄剤の作用

・一部の降圧剤とグレープフルーツジュース→代謝阻害により降圧剤の作用

・ワーファリンと納豆、クロレラ、青汁→ビタミンKによりワーファリンの作用
 (*納豆にはビタミンKは含まれないが、納豆菌が腸管内でビタミンKを産生する)

・一部の骨粗鬆症薬とミネラルウォーター、牛乳→吸収により薬の作用

・お酒→血液循環が良くなるため薬の作用

・タバコとテオフィリン→代謝促進によりテオフィリンの作用
 

■薬の飲み方
・コップ一杯の水で飲む。(牛乳、コーヒー、緑茶、紅茶、アルコール、ミネラルウォーターは相互作用を起こす場合があるので避ける。)

・飲み忘れに気づいたときはすぐに飲む。ただし、次回飲む時間が近いときは忘れた分は飛ばす。その場合、4時間はあけたほうが良い。

・勝手にカプセルを外して飲んだり、錠剤を割らない。
 

自分に合った薬を必要最低限使用することが原則なので、用量・用法をきちんと守る。
重篤な副作用や相互作用を避けるためにも、他院を受診時は服用中の薬を申告する。
お薬手帳を活用し、かかりつけの薬局を持つ。
村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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