1. 糖尿病について
糖尿病の患者数は約740万人(治療を受けている人約228万人)、また糖尿病を否定できない人は約680万人、日本人の約1420万人の人が糖尿病や糖尿病を否定できない人となっています。
2. 糖尿病型と判定される検査結果
(1)随時血糖値 200mg/dl 以上
(2)空腹時血糖値 126mg/dl 以上
(3)75gブドウ糖負荷試験で2時間値が 200mg/dl 以上
2回の検査を受けて2回とも上の3つのいずれかに該当すれば糖尿病と診断されます。ただし、糖尿病の特徴的な症状(のどの渇きや多飲、多尿、体重減少など)、HbA1c6.5%以上、網膜症が起きている場合は1回の検査で糖尿病と診断されます。
3.
血糖コントロール指標と評価が2004年から変更になりました
新判「糖尿病治療ガイド2004〜2005」
指標 |
優 |
良 |
可
不十分 不良 |
不可 |
HbA1c(%) |
5.8未満 |
5.8〜6.5未満 |
6.5〜7.0未満 7.0〜8.0未満 |
8.0以上 |
空腹時血糖(mg/dl) |
80〜110未満 |
110〜130未満 |
130〜160未満 |
160以上 |
食後2h血糖(mg/dl) |
140〜180未満 |
140〜180未満 |
180〜220未満 |
220以上 |
赤字の部分が変更のあった点です
4. 定期的な検査を忘れずに
糖尿病の検査はよりよい血糖コントロールを維持し合併症を進行させないためのもので、自分で自分の体の状態を把握していくことが大切です。糖尿病は検査の病気です。定期的な検査を忘れずに受けコントロール状態を確認して、病気を進行させないようにしてください。