◆村上記念病院糖尿病新聞 2005年4月9日発行
粗食で上手に年をとる
外来看護師

1.糖尿病食は健康長寿食

第二次世界大戦が終わるまで日本人の平均寿命は50歳以下でした。
今や世界一の長寿国。どうすれば健康で長寿を楽しむ事ができるか?
寿命を延ばす研究で唯一確実と、考えられているのは
            ↓
食事の摂取カロリーを制限する。
(ビタミンなどの栄養素は十分に保ちながら30%カロリーを減らす)
「××さえ食べれば健康になれる」とか「ダイエットできる」という栄養情報がマスコミによって流されてしまっているが粗食を食べすぎてかえって肥満になるケースが珍しくない。
ちなみにインスタントラーメンは400Cal

2.血糖値を上げにくくする食べ方

(1)よく噛んでゆっくりたべる。
 ・一口に30回以上噛む ・一口ごとに箸をおく。
(2)1日3食規則正しくとる。
 ・一定の場所、時刻に決まった器でたべる
 ・ ながら食いをしない ・どか食いはよくない ・夜8時以降は食べない
(3) 一回の食事量はバランスよくとる。
 ・食べる量だけを盛りきる ・ お菓子や果物など目につかないようにする

3.お酒を飲んでもいいですか?

経口血糖下降薬の服用やインスリン注射をしている人が糖質を含まない食事をとらずに飲酒した場合 低血糖 をひきおこすかも?

4.間食をとってもいいですか?

夜間の血糖を上げるためお勧めできません。どうしてもお腹が空いてしまったら

[食事と関係のない事をする] [食行動]
・ 体重計にのる ・ノンカロリー(こんにゃく 海草 きのこ)
・ 腹囲を測る ・野菜スティック
・ 友人に電話をする ・牛乳や果物
・ 歯みがき 掃除 洗濯をする ・お茶 スープなど
・ 5分だけ我慢する  
・ 運動をし、環境をかえる  

5.体重グラフによる減量

体重は起床時、就寝前の2回計り、出来れば毎日記録する。
起床時の体重を最も重視し、これが前日よりも少なければ良し。多ければ前日の食行動の問題点を見つける(夜食 来客 外食)。
こうして体重が増加した問題点を自分で認識してそれを正そうとすれば減量につながる。

・ 毎日体重測定→折れ線グラフをつける→食関連行動日記

【大分大学の吉松先生によると 約半数の肥満患者様が10キログラム程度の減量に成功しているそうです。】

6.小さな目標を立てよう

例えば

・ご飯をお茶碗半分にする。・あめ玉をしゃぶらない
・ 毎日体重計にのる  ・30分以上外出し体を動かす
・ 減量日記をつける  ・外食の内容を記録する

など患者様の実行可能な小さな目標を立ててみましょう。
また、その目標は効果的な治療ともなることでしょう。必ず主治医をはじめ医療従事者に相談して下さい。

    結果※大目標=病気の回復



H.17.04.08 健康教室より
 

 村上記念病院糖尿病チーム

村上記念病院
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