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糖尿病の基本的な治療は、食事療法と運動療法
食事療法と運動療法をきちんと行ったうえで薬を正しく使えば、良好に血糖をコントロールすることができます。
・ 糖尿病治療のための経口薬は、その作用によって大きく分けると、4種類あります。
1. |
インスリンの分泌をうながす薬 スルホニル尿素薬(SU剤)・・・・・低血糖、体重増加などの副作用に注意 速攻型インスリン分泌促進薬・・すぐに効果が出るが作用時間は短い。食直前服用 |
2. |
糖質の吸収を遅らせる薬 α―グルコシダーゼ阻害薬 グルコバイ錠、ベイスン錠・・・・・毎食直前(10分以内)服用 よく見られる副作用・・・おなかが張る、おならが出る、下痢をする等 |
3. |
インスリンの作用を強める薬 メデット錠、アクトス錠・・・アクトス錠はむくみ、体重増加、肝障害に注意! |
4. |
糖尿病による3大合併症を治療する薬 キネダック錠・・・糖尿病性神経障害(しびれ感、手足の痛み、感覚異常など)を改善 |
・ 低血糖に気をつけましょう!!
低血糖とは血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態 (治療中の場合、一般には血糖値が60〜70mg/dL以下) をいいます。糖分をとると急に良くなるのが特徴です。 |
村上記念病院糖尿病チーム