H14年から村上記念病院で、健康教室を開催してきました。試行錯誤の連続でしたが、なんとか参加してくださった皆様と共に続けてくる事が出来ました。今後、より多くの方の参加を呼びかけ「自己管理」への正しい知識の習得のお手伝いのため、2月に実施しましたアンケートを今後の活動の参考としたいと思います。内科外来に糖尿病についての資料が用意してありますので、ご遠慮なくお尋ね下さい。
これからも、率直なご意見、ご感想をお待ちしています。
アンケート結果
糖尿病は検査の病気!
糖尿病の患者さんで、医療機関で治療を受けている方は約212万人、実際の患者数は約690万人、
否定できない方を含めると約1370万人。糖尿病は加齢のほか日常生活習慣が誘因となって発病するため、「生活習慣病」と言われています。そして、患者さんは年々増え続けています。
自覚症状のないことが多いので、診断されても治療しない方が少なくないとか。
血糖のコントロールをしていたら合併症の可能性が減るわけですが、そのために!検査をして、手帳に記録してもらい、自分の体の状態を把握して生活しましょう。
糖尿病といえば、血糖、尿糖が代表的でしたが、それは一部であって、すべてではありません。血糖コントロールの指標として過去1〜2ヶ月間の血糖コントロールを反映するものとして、HbA1cがあります。ぜひご自分の値を見てください。忙しいとかまだ大丈夫とか勝手な理由をつけず定期的な検査を受けましょう。
血糖コントロールに関する主な検査
検査項目 |
基準値 |
コントロールの目安 |
優 |
良 |
可 |
不可 |
血糖値 |
空腹時 |
60〜110 |
100未満 |
100〜119 |
120〜139 |
140以上 |
(mg/dl) |
食後2時間 |
100〜140 |
120未満 |
120〜169 |
170〜199 |
200以上 |
HbA1c(%) |
4.3〜5.8 |
5.8未満 |
5.8〜6.4 |
6.5〜7.9 |
8.0以上 |
村上記念病院糖尿病チーム