◆村上記念病院糖尿病新聞 2013年01月24日発行
あら不思議!?色彩パワーで健康増進
 

1.色を分類する時に有名なのでは暖色系・寒色系の2種類があり、
 それぞれ効果を持っています。

○暖色系

交感神経を刺激し、血圧や脈拍、呼吸数を高めて体を活動的にさせる色です。新陳代謝の促進や心理的にも活動的で、特に赤は活性のイメージを与え、エネルギーの発散を促します。
また、この色の空間に居ると実際の滞在時間よりも長く滞在したと感じさせます。

○寒色系

副交感神経を刺激し、生理機能を沈静させて体をリラックスさせる色です。筋肉組織を弛緩させます。精神沈静化や集中力UP・不安ストレスの軽減などの効果もあり、この色の中にいると実際の滞在時間よりも短く滞在したと感じます。

2.毎日の生活に色を取り入れてみよう

○風邪をひいている時

風邪症状に対しては体を休めることが必要です。赤は強いエネルギーを持っており、オレンジ色にも元気を与えるイメージや食欲増進などの効果があります。暖色系のパジャマを着てみると血行改善や体温上昇の効果があります。

○ダイエット

食事をするテーブル周りを濃い青色で統一してみましょう。青は一番食欲をなくす色と言われています。またリラックスをしたい時にも寒色系の青や緑などが有効です。青や緑の持つリラックス効果で不眠にも効果があると言われています。

○便秘

トイレ内の色使いを変えてみてはどうでしょうか?黄色やオレンジ色の小物を目につく所に置いてみてください。黄色は新陳代謝を高め、消化器系の働きをよくしてくれます。

3.効果的に色を生活に取り入れましょう

○人それぞれに好きな色や嫌いな色があります。自分の生活の中で自分の色を確立し、どんな色が落ち着くか、どんな色だとやる気が出るかを確認してみてみてはどうでしょうか?
色彩を生活に取り入れて、人生を楽しむことは人類に与えられた特権と言えるでしょう。
心理的・肉体的なサポートを得られる良い機会なので、皆さんも色を上手に使いこなし、健やかで楽しい生活にできるようお役立てください。

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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