◆村上記念病院糖尿病新聞 2012年8月10日発行
日常生活でできる夏の健康対策
講師:透析室看護師

○熱中症の予防方法

  • 暑さを避ける(直射日光の下や密閉された部屋に長時間いない)
  • こまめに電解質の入ったスポーツ飲料などで水分補給を行う。
  • 規則正しい生活を心がけ、生活習慣に気を配る
  • 運動を行う場合(散歩や庭の手入れなども含む)は定期的に休憩を入れ、水分補給する。

○熱中症になってしまったら

T度・・・涼しい場所へ移動し、スポーツ飲料などで水分補給するだけで改善します。
U度・・・涼しい場所で水分補給することと、衣類の締め付けがあれば緩めて循環をよくする。
V度・・・迷わず救急車を呼び、その間できるだけ体を冷やすよう、水をかけたり氷で冷やしたり
     しましょう。
☆熱中症は屋外だけでなく屋内でも発症します。屋内の換気や温度調整も大切です。

○冷房病の予防方法
  • 外気との差を5℃以内にする。温度設定は27℃から28℃が適切です。
  • 冷気を直接体に当てないように、かけタオルやひざ掛けなどを活用する。
  • 毎日の入浴習慣をつけ、シャワーではなくお湯につかることで体循環を良くしましょう。
    半身浴や足湯なども効果的
○紫外線対策
  • 身体を覆う部分が多い程、紫外線を予防できます。素材も木綿やポリエステルなどが好ましい。
  • 麦藁帽子や幅の広いつばのある帽子程予防効果があります。
  • 日傘やサングラスを利用し、日焼け止めクリームも活用しましょう。
○夏の暑さ対策

■打ち水  <朝の打ち水>
・太陽が昇る前に、庭先やベランダなどへ水を撒きます。気温の上昇を抑え、約2℃の効果がある
 と言われています。
■打ち水  <夕方の打ち水> 
・日が沈みかける夕暮れ時から水を撒くと効果があります。
☆熱せられたアスファルトなどに水を撒くとよけい蒸し暑くなるので、朝は太陽が昇る前、夕方
 は太陽が沈み始めた夕暮れに行ないましょう。
■保冷剤を活用する
・ケーキなどを買ったときについてくる保冷剤を活用しましょう。凍らしたり冷やしたりした保冷剤を
 タオルなどにくるんでアイスノン代わりに使うのも暑さ対策に効果があります。
■エコ扇風機
・ペットボトルに水を入れ、それを凍らせて扇風機の前に置くと、マイナスイオンの出る冷風扇風機
 になります。ペットボトルの外側につく水滴防止に、トレイやタオルを敷くと床が濡れません

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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