◆村上記念病院糖尿病新聞 2010年2月12日発行
糖尿病に大切な定期検査
臨床検査室

「糖尿病は検査の病気」といわれます。
自分のことは自分が一番よく知っているだとか
ひまがないとか、まだ大丈夫なはずだなど勝手
な理由をつけずに定期的な検査を忘れずに受け
病気を進行させない努力をしましょう!

高尿酸血症を治療することは糖尿病の予防・治療につながる

1.糖尿病の状態やコントロールの指標を知る検査

☆血液検査 ☆尿検査 ☆血圧 ☆脂質検査 ☆肝機能検査
血糖 尿糖 収縮期 130未満 総コレステロール  
ヘモグロビンA1C 尿蛋白 拡張期 80未満 LDLコレステロール ☆尿酸
グリコアルブミン 尿ケトン体 を目標に!! HDLコレステロール  
1.5AG 尿中微量アルブミン   中性脂肪  
  β2マイクログロビン      

2.合併症はある?を知るための検査

  • ☆糖尿病神経障害の検査
  • ☆糖尿病網膜病の検査

自覚症状がなくても定期的に眼科を受診する必要があります!
検査や治療を続ければ糖尿病が原因で失明することは防げます。

  • ☆糖尿病腎症の検査
    • 尿蛋白
    • 尿中微量アルブミン
    • クレアチニン・クリアランス
    • 尿素窒素
    • クレアチニン・クリアランス
    • 尿中・血中β2マイクログロビン
  • ☆動脈硬化性疾患の検査
    • 心電図
    • 心臓・腹部・頚動脈超音波検査
    • フォルム
    • 総コレステロール・HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪

毎日の血糖コントロールがうまくできているか、また合併症を進行させない為にも
定期的に検査を受けることと、その検査に対する正しい知識を持ち、今現在自分
の体がどのような状態であるのかを把握することはとても大切です。

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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