たばことがん
＊ たばこに含まれる発がん物質が遺伝子を傷つけることにより癌ができると言われています。
＊ たばこに含まれる有害物質は200種類以上でおもにﾀｰﾙに含まれています。
＊ たばこが関係する癌は肺癌だけでなく、発がん物質は唾液と共に飲み込まれ食道、胃、腸などの消化管をはじめとして、全身にばらまかれます。

危険な受動喫煙
＊ たばこの煙には本人が吸う「主流煙」とたばこの先から立ち上がる「副流煙」とがあります。有害物質がより多く含まれるのは副流煙で、主流煙の数倍から数十倍といわれています。この副流煙を、自分の意思とは無関係に吸い込んでしまうことを受動喫煙といいます。

たばこと経済
＊ たばこの税収は年間２兆円、関連産業の利益を合わせると約２兆８千億円にもなります。しかし喫煙によって起こる癌や心臓病などの医療費、それらの病気やたばこが原因の火災で失われる労働力、さらに火災による損害と消防、吸殻の処理、これらを全て金額に換算すると年間約７兆４千億円近くにもなります。結局はたばこによって日本は約４兆６千億円も損をしていることになります。健康を害するたばこは、日本社会にも不利益を与えています。

禁煙の効果
＊ 禁煙は続ければ続ける程効果が出てきます。たばこをやめると、まず血圧値や肺の働きなどが回復し始めます。禁煙５年後には肺癌による死亡率が喫煙者の半分になり、10年後には10分の１にまで低下し、もともとたばこを吸わなかった人のレベルにまで近づくことが分かっています。

禁煙スペースの拡大
＊ 2002年10月、東京都千代田区が指定地区の路上喫煙者に２千円の罰金を課す条例を定めました。当時はニュースなどで大きく取り上げられたため覚えている人も多いでしょう。現在はそのほかの区や都市でも条例が導入されてきており、罰金額が５万円というところもあります。
＊ 学校や郵便局、市役所といった公共施設に関しても全国に禁煙エリアが広がってきています。また交通機関をはじめ各種チェーン店やプロ野球スタンド、銀行のロビーなども今や禁煙となっております。当院も数年前より館内禁煙となりました。

本日の食事会メニュー　栄養士さんからの献立の説明・楽しくいただきました（*^_^*）