3大合併症他
I・成人の失明原因第一位は糖尿病性網膜症
早期発見早期治療がベストで、血糖コントロールを厳格にすることはいうまでも
ありませんが定期的な眼底検査を受けることが大切です。
眼底検査の受診間隔は、下記を目安にしてください。
○ 正常眼底から単純網膜症の初期まで・・・・年に1回
○ 単純網膜症の中期以降・・・・・・ 1〜6ヶ月に1回
○ 前増殖網膜症は症状により・・・・ 1〜2ヶ月に1回 |
失明の原因
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II・成人透析導入原因第一位は糖尿病性腎症
○ 腎症がかなり進行するまでは自覚症状が全くありません。
○ 早期の段階では、ごく微量のたんぱく質が尿に認められます。
○ 腎機能の低下の程度が大きくなると、たんぱく尿が認められます。
○ 以降除々に腎機能が低下し、腎不全・尿毒症に至り透析療法が必要 となります。 |
III・神経障害の症状
足から出てくる症状 |
・ 足の裏に紙が張り付いた感じ。
・ 砂利の上を歩いているような感じ。
・ 足先から感じる痛み。
・ しびれる感じ。
・ じりじりした感じ。
・ ピリピリする感じ。
・ 冷たくなったり、あつくなる。
・ 足裏の感覚が鈍い。 |
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全身に走っている神経 |
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全身には、脳をはじめとする様々な神経によって成り立っています。
・ 運動をするためには、運動神経
・ 痛みを感じる 感覚神経
・ 胃腸や心臓をコントロールする 自律神経 |
早めに検査を受ける
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網膜症は症状がない早期の段階で見つけることが可能です。早めに検査を受けて早期治療をしておけば予防可能。 |
○ |
腎症は尿検査で早期の発見することができます。 |
○ |
神経障害も単純な検査で見つけることが可能ですし、気になる症状があればすぐに相談して下さい。 |
W・その他
血糖をしっかりと下げる
- 血糖が高いと糖分が酸化されてからだに悪い物質ができる。
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イギリス、アメリカ、日本で血糖値をしっかりさげたほうが合併症が少ないことがわかっている。
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食事に気を配る
- バランスが重要
- 臓には腎臓用の食事があるので栄養士とよく相談する(低タンパク)
- 塩分を控えめ、脂肪分控えめに
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血圧を下げる
- 血圧がさがると血管への負担が軽くなる
- 薬を使っても、運動しても、さげたもん勝ち!
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薬を上手に使いこなす
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腎臓や網膜症や神経症への内服での治療薬が開発されているので、症状がない段階からも予防をしておくのもひとつの方法です。
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H17・07・22
健康教室にて
古川先生講演
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