◆村上記念病院糖尿病新聞 2004年2月2日発行
体をリセット! 脂肪を燃やそう!!
 


糖尿病の治療の基本は、「食事療法」。皆さんご存知でしょうが、年末年始、いかがだったでしょうか?そろそろ結果が出てくる頃でしょう。グリコヘモグロビン(HbA1c)の値は!?
今回は正月太りの解消も含めて、体重(脂肪)を減らすと、血糖コントロールが良くなり、糖尿病の薬やインスリンが少なくなり、「肥・太」という文字を頭から追い出せ精神的にも肉体的にもお得な情報です。

やれそうで失敗する例 成功例
極端な食事制限、後のどか食い 間食をやめ、料理方法工夫
水分制限 水分制限せず
空腹でしんどく、こたつの生活 散歩を長くし、運動量が増えた

成功するコツは、もちろん!バランスよく、食事初めに生野菜を食べ、ゆ〜っくり一度箸をおいてお茶を飲みながら食べましょう!!
そして、少しでも運動、姿勢良くするだけでもカロリー消費量が違うそうですよ。
ただ、脂肪を燃やす前には「かならず」主治医に相談しましょう。合併症の悪化や冬は心臓への負担が大きくなりますので、心臓の検査もしておきましょう。
情報提供は愛大第3内科古川Drです。

網膜症に注意報 発令中!

日本の成人の失明原因の一つに糖尿病網膜症があります。糖尿病の合併症の一つですが、気づいた時にはかなり進んでいる場合があります。そうならないためにも、糖尿病と診断されたら一度眼科へ行き、自分の目の状態を診てもらいましょう。問題がなくても、一年に一度は目の状態を確認しましょう。
その前に、日頃から良い血糖のコントロールを保っておきましょう。「糖尿病網膜症は、早いうちに適切に治療すれば、大きな視覚障害はおこしません!!」 by井上愛Dr

村上記念病院糖尿病チーム
 

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