糖尿病の合併症には、目、腎臓、神経がありますが、今回は透析の伊藤師長さんが、腎臓についてお話ししてくださいました。全国で20万人と言われる透析患者さんの36%が糖尿病性腎症の方で、今までの慢性糸球体性腎症の方より上回ってきたそうです。
血糖コントロールが悪いときに、最も侵されやすい網膜と腎臓。高い血糖が長く続くと、血管の壁の内側にさまざまな異常が生じます。慢性腎不全になると回復しないので、腎臓をいたわることが大事です。
注意すること: |
風邪に注意。蛋白質をとりすぎない。たばこ、お酒はほどほどに。塩分は控えめに。疲れをためない。 |
危険サイン!: |
全身がむくむ。夕方靴がきつい。尿に変化がある。体がだるい。 貧血。食欲がない。吐き気がする。 |
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サインが現れてきたら、早めに医師に相談しましょう! |
末期腎不全になると、血液透析や腹膜透析等の方法があります。当院では、17名の方が行っています。
・腎臓病とじょうずにつきあうポイント
- 健康診断で判る腎臓病
- 危険信号はみのがさない。
- 早期発見が大切
- 食事療法は指導のもとで。
- 透析療法は自分にあったもの。
- 家族の支えは大きな味方。
腎不全になっている方もなっていない方も、とにかく血糖のコントロールが原点です。今の状態を維持できるようにしましょう。
スタッフからのメッセージその2
井上Drの声かけと古川Drのご協力で、健康教室が立ち上がりました。以前から教室の必要性を感じていましたので、「がんばろう!」とはりきっております。
糖尿病は、自己管理の病気であると言われているように、患者様自身が治療法を十分理解して、日々の生活の中で実行していく必要があります。
その患者様を指導・援助していくには、私たちも勉強しなくてはと、眠い目をこすりながら本を開いております。
これからも、解りやすく、楽しい栄養指導を続けていきたいと思っています。
管理栄養士 A.A.
※専門分野が違うと、お互いのがんばりが見えませんが、月1回の勉強会で顔を合わせると、そのがんばりが伝わってきて、よい励みになります。・・気持ちはね。