◆村上記念病院 糖尿病新聞 2015年02月26日発行
ビックリ!紅茶の効果
村上記念病院糖尿病チーム

◎紅茶の飲用による健康効果

紅茶は茶葉自身に含まれる酵素の働きで"カテキンなどを酸化させて作る発酵茶の一種。 (カテキン…日光の紫外線など活性酸素から身を守っている成分のことで 約12.20%含まれている)

カテキン類が発揮する多様な健康効果

  1. 血液注コレステロールを減少させ動脈硬化の予防に役立つ。
  2. 過酸化物質の生成を抑える働きによる老化防止
  3. ガン細胞の増殖抑制効果
  4. 風邪ウイルス抑制効果
  5. 脳卒中などを予防する働き
  6. 下痢止めに効果的

紅茶の苦み成分であるカフェインの作用

  • 疲労回復、中枢神経の興奮、覚醒作用や大脳刺激作用もあり新陳代謝も活性化させてくれる。

健康効果まだまだいっぱい!

  • 紅茶にはコーヒーにないテアニンという物質がふくまれており、 テアニンにはカフェインの興奮促進を和らげストレス解消を優しく促進しつつ、よりリラックスした効果をもたらす。
  • ビタミンの補給
    疲労回復に役立つB群 B1、B2、ナイアシンの含有量が多く、脂溶性のものではカロチン、ビタミンE含まれている。
  • ミネラルの補給
    いずれの茶のにもミネラルが多く含まれ、特にカリウムが豊富で茶飲用により体内の過激なナトリウムと置換することで脳卒中の防止に役立つ。
    他にも体に必要な微量元素と考えられているマンガン、銅、亜鉛、ニッケル、ヨウ素、フッ素など含まれ抗酸化作用に必要とされている。

◎紅茶のうがい、直接塗布による効果

  1. インフルエンザ対策
  2. 歯石合成酵素阻害作用…虫歯菌殺菌効果は強くないが紅茶に含まれるフッ素はエナメル質強化に役立つ
  3. 消臭効果
  4. 水虫、たむし効果
■■■注意点■■■

※毎日飲む場合は1.2杯はいいのですが飲みすぎは注意すべきです。

  • ■お腹の調子が悪い時…一般的にはカフェインは腸を刺激する。
  • ■貧血が気になる人…非ヘム鉄はお茶などにふくまれているタンニンと一緒に取ると吸収されにくくなる。
  • ■空腹時…カフェインは胃酸の分泌を促すため、空腹時に飲むと胃壁をあらしてしまうことがある。
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