◆村上記念病院糖尿病新聞 2012年7月13日発行
食中毒のお話
講師:村上記念病院 村上重人先生

食中毒とは、細菌やウィルス、有害物質などがついた食品を食べることによって起こる健康被害。
症状として腹痛、嘔吐、下痢、発熱がみられます。

○食中毒予防の3原則

食中毒の原因になる細菌やウィルスは、私たちの周りの至る所にあり、食中毒を防ぐ基本は、
そうした原因となる細菌やウィルスをつけない・増やさない・やっつけることが大切です。

○買い物

消費期限を確認し、また肉や魚などの生鮮食料品は最後に買いましょう。
肉や魚などは、汁が他の食品につかないように分けてビニール袋に入れましょう。
寄り道をしないですぐ帰ることが大事です。

○家庭での保存

冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下、肉や魚はビニール袋に入れて保存すると望ましい。
詰めすぎには注意すること。

○下準備

調理の前に、石鹸で丁寧に手を洗う。    野菜などの食材を流水できれいに洗う。
生肉や魚は生で食べる物から離す。      生肉や魚、卵を触ったら手を洗う。
生肉や魚を切ったまな板や包丁は必ず洗って熱湯消毒する。
ふきん、タオルは清潔なものに交換し、台所は常に清潔に保つ。

○調理

肉や魚は十分に加熱しましょう。中心部分の温度が75℃で1分間が目安です。

○食事

食べる前には石鹸で手を洗いましょう。清潔な食器を使い、作った料理は、長時間室温に
放置せず、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べましょう。

○残った食品

作業前には手を洗いましょう。清潔な容器に保存し、保存してから時間が経ちすぎたものは
思い切って捨てましょう。温めなおすときは、十分に加熱しましょう。

食中毒のお話

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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