◆村上記念病院糖尿病新聞 2010年11月12日発行
噛ミング30(カミングサンマル) 〜しっかり噛んで丈夫な歯〜
歯科

「噛ミング30」運動→1口30回以上は噛みましょう!!
(厚生労働省2009.7.13)

■1回の食事で噛む回数の変化

  • 弥生時代 →4,000回
  • 戦前    →1,400回
  • 現在    →600回

噛むことの効用(ひみこのはがいーぜ)

「ひ」肥満予防
よく噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて食べ過ぎを防げます。
「み」味覚の発達
よく噛んで味わうことにより食べ物の味がよくわかります。
「こ」言葉の発音がはっきり
よく噛むことにより口の周りの筋肉を使うため、表情が豊かになります。
口をしっかり開けて話すときれいな発音ができます。
「の」脳の発達
よく噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。子供の知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立ちます。
「は」歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、虫歯や歯周病を防ぎます。
「が」ガンの予防
唾液中の酵素には発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。よく噛んでガンを防ぎましょう。
「いー」胃腸の働きを促進
よく噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます。
「ぜ」全身の体力向上と全力投球
力を入れて噛みしめたいとき、歯を食いしばることで力が湧きます。


噛む回数の減少で現代人の顎は小さくなってきている。
柔らかいものばかり食べていると・・・咀嚼力(噛む力)の低下etc.
無理して固いものばかり食べていると・・・顎関節症を誘発!?

違った硬さの食品をバランスよく、よく噛んで食べることが大切!!

  • 義歯(入れ歯)をはずしたままにしておくと健康状態が悪化する!!
  • 義歯を外すとつまずきやすい!!
    義歯を入れていないと歩行が不安定になり、つまずきやすくなり、転倒の可能性が高くなる。

自分の歯でも義歯でも、しっかり噛める状態であることが重要です。

しっかり噛んで歯と身体を健康に!!

 

 

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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